【12月20日 MODE PRESS】07年カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した話題のアニメーション映画『ペルセポリス(Persepolis)』が12月22日から全国で順次公開される。60年にわたるカンヌ映画祭の歴史上、アニメーション作品の受賞は、『ダンボ(47年)』『ファンタスティック・プラネット(73年)』に次ぐ3作目。30余年ぶりの快挙となった。

 本作は、マルジャン・サトラピ(Marjane Satrapi)監督の自伝的同名グラフィック・ノベルを映画化したもの。1970~90年代の混乱するイランを舞台に、イスラムと西欧という異なる文化間で成長していく少女の姿と、3代にわたる母娘の愛情が、涙と笑いたっぷりに描き出されている。

 イランで生まれた主人公のマルジ(サトラピ監督の愛称)は、1979年に9歳でイスラーム革命を経験。混乱を避けるために、14歳の時に両親と離れウィーンに留学。しかし、西洋文化とイスラム文化のはざまで悩むようになったマルジは自由を手放してでも帰国することを決意する。

 ブルース・リーに憧れたり、パンクにはまったり、こっそりヴェールを取ってお化粧をしたり・・・。生まれ育った国や宗教が違っても、おしゃれとロックに興味を持ち、恋愛や失恋を経験し、落ち込んでは立ち上がるマルジの姿は今のティーンエイジャーの姿と何ら変わることはない。
 
 声優には、フランスが誇る名女優たちをキャスティングした。主人公のマルジ親子を演じるのは、実生活でも母娘であるカトリーヌ・ドヌーヴ (Catherine Deneuve)と娘のキアラ・マストロヤンニ(Chiara Mastroianni)。さらに、映画『8人の女たち』でドヌーブの母役を演じたダニエル・ダリューが祖母役を務めた。(c)MODE PRESS

公開情報:07年12月22日(土)よりシネマライズほか全国順次ロードショー