【12月20日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に所属するドイツ代表のFWルーカス・ポドルスキー(Lukas Podolski)は19日、シーズンの大半をベンチで過ごす現状に不満を訴え、出場機会が得られない場合はチームを離れる用意があることを示唆した。

 UEFA杯2007-08(UEFA Cup 2007-08)・グループリーグF、第5節のアリス・テッサロニキ(Aris Thessaloniki)の前にポドルスキーは「バイエルンで成功を収めたいが、一つだけ確かなことはベンチで身動きができないのは幸せではないということだ」と語っている。

 イタリア代表のFWルカ・トーニ(Luca Toni)とドイツ代表のFWミロスラフ・クローゼ(Miroslav Klose)の加入により十分な出場機会を得られていないポドルスキーは、2007-08シーズンのリーグ戦では9試合の途中出場と僅か2試合の先発出場にとどまっている。

 バイエルンのオットマー・ヒッツフェルト(Ottmar Hitzfeld)監督は、得点能力の高いポドルスキーをバスティアン・シュバインシュタイガー(Bastian Schweinsteiger)と共に攻撃的な中盤に並べて生かそうとしている。

 これに対しポドルスキーは、11月8日のUEFA杯2007-08・第2節のボルトン・ワンダラーズ(Bolton Wanderers)では2ゴールを挙げたもののリーグ戦では得点を挙げておらず、自身の得点の少なさにフラストレーションを募らせている。

 また、06サッカーW杯では最優秀若手選手に選ばれているポドルスキーは「シーズン終了後まで待って状況がどうなるのかを見守りたい。2010年まで契約は残されており、ここで尊敬を勝ち取りたい」と語っている。

 現在22歳のポドルスキーは、06サッカーW杯終了後の2006-07シーズンに現在は2部のケルン(Cologne)からバイエルンに移籍したが、加入以来は印象的な活躍を見せられていない。(c)AFP