【12月19日 AFP】オーストラリア東部の沿岸地域では最近、サメの目撃件数が増えている。そのため、今年の夏はサメの襲撃により死者が出る恐れがあるという。専門家が19日、警告した。

 オーストラリアでは、18日にシドニー(Sydney)の北約200キロ、ニューカッスル(Newcastle)の海岸でサーファーがサメに襲われ重傷を負う事故が発生。今回の警告はこの事故を受けたもの。

 サメに襲われたサーファーは波を待っていたところ、サメに臀部(でんぶ)を噛まれて大量に出血し、20センチにわたる裂傷を負った。辛うじて逃げきって、命に別条はなかった。

■「死者は時間の問題」との声も

 ニューカッスルで空からサメを見物する観光事業を運営するスティーブ・バシック(Steve Bassick)さんは、1回の見物ツアーで最大28頭のホオジロザメを目撃したこともあるという。バシックさんは、サメの出没回数が増えている状況を考慮すると「死者が出るのは時間の問題」と話す。

 ニューカッスルの海岸では、サメの目撃件数が記録的となっているほか、サメによる襲撃事件も数件発生。ほかの海岸でもサメが目撃されており、死者が出るのではないかとの懸念が高まっている。

 オーストラリア南東部のサーファーの集まる海岸では今月、沖合約200ートルを泳いでいたカンガルーがサメに殺される様子も目撃されている。

■「南半球では普通」との見方も

 一方、国立公園協会(National Parks Association)によると、オーストラリア東海岸でサメの活動が活発になるのは、南半球の夏の初めに見られる普通の現象だという。

(c)AFP