トム・クルーズ主演作のスタントマン、死の床で約9700万円の賠償金獲得
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【12月19日 AFP】トム・クルーズ(Tom Cruise)主演映画『M:I-2(Mission Impossible II)』の撮影中にけがをしたとして損害賠償を求めていたスタントマンが14日、死亡するわずか数時間前に100万豪ドル(約9770万円)の賠償金を得ていたことが分かった。
亡くなったのはマーク・ジョセフ・コノリー(Mark Joseph Connolly)さん(45)。1999年、シドニー(Sydney)で行われていた『M:I-2』の撮影にスタントマンとして参加した際、コノリーさんの上を飛び越えるはずだったバイクにはねられ鎖骨と腕を骨折。このため体が不自由になり、絶え間ない痛みにさいなまれるようになったという。
スタントができなくなったコノリーさんはその後、事故が起こったシーンの監督だったパラマウント・ピクチャーズ(Paramount Pictures)のセカンド・ユニット・ディレクター、ビリー・バートン(Billy Burton)氏に損害賠償を求める訴えを起こしていた。
デーリー・テレグラフ紙(Daily Telegraph)によれば、コノリーさんは判決の約4時間後に、事故とは直接の因果関係はないが、患っていたすい臓がんのため死亡したという。
シドニー・モーニング・ヘラルド(Sydney Morning Herald)紙は、判決が言い渡されたニューサウスウェールズ州最高裁判所でインタビューに答えたコノリーさんの弁護士のコメントを掲載した。
「裁判では言えなかったが、マークはいつも、長引いた裁判によるストレスでがんになったと言っていた」。(c)AFP
亡くなったのはマーク・ジョセフ・コノリー(Mark Joseph Connolly)さん(45)。1999年、シドニー(Sydney)で行われていた『M:I-2』の撮影にスタントマンとして参加した際、コノリーさんの上を飛び越えるはずだったバイクにはねられ鎖骨と腕を骨折。このため体が不自由になり、絶え間ない痛みにさいなまれるようになったという。
スタントができなくなったコノリーさんはその後、事故が起こったシーンの監督だったパラマウント・ピクチャーズ(Paramount Pictures)のセカンド・ユニット・ディレクター、ビリー・バートン(Billy Burton)氏に損害賠償を求める訴えを起こしていた。
デーリー・テレグラフ紙(Daily Telegraph)によれば、コノリーさんは判決の約4時間後に、事故とは直接の因果関係はないが、患っていたすい臓がんのため死亡したという。
シドニー・モーニング・ヘラルド(Sydney Morning Herald)紙は、判決が言い渡されたニューサウスウェールズ州最高裁判所でインタビューに答えたコノリーさんの弁護士のコメントを掲載した。
「裁判では言えなかったが、マークはいつも、長引いた裁判によるストレスでがんになったと言っていた」。(c)AFP