【12月12日 AFP】(13日一部修正)米独立戦争におけるフランス人の英雄、ラファイエット侯爵(Marquis de Lafayette)が所有していた金とエナメル製のメダルが米国ニューヨークで11日、競売会社サザビーズ(Sotheby's)主催のオークションに出品され、500万ドル(約5億5000万円)を超える高値で落札された。

 メダルは米初代大統領ジョージ・ワシントン(George Washington)の没後25年だった1824年に、ワシントンの遺族から当時67歳だったラファイエット侯爵に贈られたもの。侯爵の子孫が競売に出品した。

予想落札価格は400万~1000万ドルとされていた。実際には手数料込みで526万4000ドル(約5億8600万円)で、フランスの民間財団「シャンブラン財団(Fondation de Chambrun)」が落札した。サザビーズのDavid Redden副社長によると、メダルとしては史上最高額を更新したという。

 Redden副社長は「そこにあるのは市場だ。何が人々を動かすかは分からない。さらに、競り手が別の競り手を目の前にしたら、どこまで行くかは決して分からない」と語った。

 メダルの直径は2.5センチで、表面には月桂冠に囲まれたワシ(米国の国鳥)があしらわれている。シャンブラン財団の代理としてメダルを落札したニューヨークの美術商、Christophe Van de Weghe氏によると、現在のラファイエット侯爵であるジルベール・デュ・モティエ(Gilbert du Motier)氏が所有するフランスの城で展示される。

 英国植民地からの独立を目指した米独立戦争(1775-1783年)で、将軍として米国を勝利に導いたワシントンは、1799年に亡くなった。(c)AFP