【12月12日 AFP】現地12日にロンドンへ向かうことが憶測として伝えられているファビオ・カペッロ(Fabio Capello)氏は、イングランド・プレミアリーグで最も人気のある2人の外国人から、イングランド代表監督への就任の支持を受けた。

 カペッロ氏の就任を支持した1人は、1996-97シーズンから7シーズンに亘りチェルシー(Chelsea)でプレーした経験を持ち、ファン間で人気が高い元イタリア代表のジャンフランコ・ゾラ(Gianfranco Zola)氏。もう1人は同じく1996-97シーズンからアーセナル(Arsenal)で指揮を執るアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督である。ゾラ氏とベンゲル監督は、イングランド代表監督に必要とされる全ての要素をカペッロ氏が兼ね備えていると確信している。

 カペッロ氏は、チェルシーを9月に退団したジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)氏が10日にスティーヴ・マクラーレン(Steve McClaren)前監督の後任として代表監督へ就任することを辞退したことを受け、代表監督の最有力候補となった。複数のメディアは、カペッロ氏の代表監督就任が決まった場合には、カペッロ氏の下でプレー経験のないゾラ氏がスタッフ入りすると報じている。

 ゾラ氏は11日に英夕刊紙イブニング・スタンダード(Evening Standard)紙に対し、「カペッロ氏は、イングランドを新たな成功に時代に導くために必要なものを備えている」と語っている。

 イングランド代表監督の席は、「黄金世代」と言われる代表を率いていたマクラーレン前監督が欧州選手権2008(Euro 2008)の予選の最終戦でクロアチアに敗れて本大会出場を逃し11月22日に解任されため、空席となっている。

 カペッロ氏の息子で同氏の代理人を務めるピエルフィリッポ・カペッロ(Pierfilippo Capello)氏は11日、英テレビ局スカイ・スポーツ(Sky Sports)に対し「イングランド代表の監督を務めることは特別なことだ。イングランドサッカー協会(Football AssociationFA)が話をしたいというならば、誰もがそうする。まだ何も接触はないが、我々は待っている」と語り、自身もカペッロ氏もFAからの打診を受けてはいないが、カペッロ氏がイングランド代表監督就任に興味を示していることを明らかにした。

 一方、マクラーレン前監督の後任を探すにあたり、FAの最高責任者を務めるブライアン・バーウィック(Brian Barwick)氏から相談を持ちかけられるほど影響力の強いベンゲル監督は「カペッロ氏のことは昔から知っているが、彼の素質は申し分ない。カペッロ氏が抱える唯一の問題は言葉だけだろう。カペッロ氏がどれほど英語に堪能なのかはわからないが、代表監督の仕事はメディアへの対応を大部分で必要とする。それでもカペッロ氏はこれまでのようにメディアへのプレッシャーに対応できるだろう」と語った。

 FAは世界クラスの指揮官を求めていることを明らかにしているが、カペッロ氏はその要求を満たしていると考えられている。(c)AFP/Julian Guyer