【12月7日 AFP】MLB、現地4日にカンザスシティ・ロイヤルズ(Kansas City Royals)に加入したホゼ・ギーエン(Jose Guillen)とボルティモア・オリオールズ(Baltimore Orioles)のジェイ・ギボンズ(Jay Gibbons)の両外野手が6日、MLB機構から薬物規定違反を犯したとして15試合の出場停止を言い渡された。

 両外野手は運動能力向上薬の購入に関連して2008年シーズンの開幕と共に出場停止期間に入る。

 またMLB機構のバド・セリグ(Bud Selig)コミッショナーはこの発表と同時に、証拠が不十分だったとしてロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム(Los Angeles Angels of Anaheim)のゲリー・マシューズJr(Gary Matthews Jr)外野手やニューヨーク・メッツ(New York Mets)のスコット・ショーエンワイス(Scott Schoeneweis)投手ら計4選手についての捜査が終了したと報告した。

 ロイヤルズと3年総額3600万ドル(約40億円)で契約した直後に出場停止となったギーエンは、2007シーズンにシアトル・マリナーズ(Seattle Mariners)で153試合に出場し打率.290、23本塁打、99打点を記録している。

 サンフランシスコ・クロニクル(San Francisco Chronicle)紙は、ギーエンがオークランド・アスレチックス(Oakland Athletics)、ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム、シンシナティ・レッズ(Cincinnati Reds)、そしてワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)でプレーしていた2003年から2005年にかけ約1万9000ドル(約209万円)分のヒト成長ホルモンやステロイドをフロリダ州の病院から購入したと11月に報じており、それらすべてが処分に繋がっている。

 ロイヤルズのジェネラル・マネージャーを務めるデイトン・ムーア(Dayton Moore)氏は「(出場停止の)可能性を分かっていてホゼと契約した。第一印象は一種の失望のようなものだが、ホゼがこの出来事を引きずらないことを確信している。そして、彼の新しい野球人生の序章をチームでサポートしていく」と語り、処分が下ったもののギーエンに期待を寄せている。

 ギボンズは、ギーエンと同じ期間にフロリダ州オーランドにあるシグネチャー・ファーマシー社(Signature Pharmacy)からヒト成長ホルモンやステロイドを受け取っていたとスポーツ・イラストレイテッド(Sports Illustrated)誌に報じられている。

 2001年シーズンから7年間オリオールズでプレーしているギボンズは2007年シーズン、打率.230、本塁打6本を記録している。

 オリオールズの最高執行責任者(COO)のアンディ・マクフェイル(Andy MacPhail)氏は「ジェイ・ギボンズの出場停止に関し、コミッショナーの決定を完全に支持します。ジェイも自身の過ちを認めています。結果を受け入れた彼の気持ちを我々は評価しています」と、ギボンズに対する心境を語った。(c)AFP