【12月7日 AFP】F1、マクラーレン・メルセデス(McLaren-Mercedes)の機密情報を保持しているとういうスパイ疑惑を持たれていたルノー(Renault)は6日、国際自動車連盟(Federation Internationale de l’Automobile:FIA)から規則違反があったとされながらも世界モータースポーツ評議会(World Motor Sport Council)からの処分を免れた。

 F1界をまたも揺るがしたルノーによるスパイ疑惑だったが、処分は下されなかった。ルノーはマクラーレンの機密情報を保持していると訴えられ、FIAもルノーが規則違反にあるとしていた。

 FIAは「世界モータースポーツ評議会はルノーが国際競技規則151c項に違反しているとしたが、処分を科さないとした。決定に関する詳細は現地7日に発表され、手続きの内容が転写されたものはその後すぐにも発行される」と声明の中で今回の決定について説明した。

 ルノーはこれまで全ての不正を完全に否定している。マクラーレンのマシンのレイアウトや重要な寸法についての情報を受け取ったとして訴えられていたが、2007年シーズンのマシンに元マクラーレンのエンジニアの持ち込んだ機密データを使用していないとし、隠し立てるものは何も無いと主張。エンジニアのフィル・マッケレス(Phil Mackereth)氏を9月6日付けで停職処分にしたことも明らかにした。

「(ルノー)チームの上司の認識も無い状態」でマッケレス氏によってF1ファイルシステムに情報が持ち込まれた事を認めているルノーだが、すぐさまマクラーレンにこの状況を通知し、FIAに報告を行っている。

 2007年9月には同じスパイ疑惑で有罪となったマクラーレンが1億ドル(当時約114億円)の罰金と2007年シーズンのコンストラクターズポイント剥奪されている。

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