ダイアナ元妃の運転手、リッツホテルで「特別な地位」
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【12月5日 AFP】英ロンドン(London)の高等法院(民事裁判所)で行われているダイアナ元英皇太子妃(Princess Diana)の死因究明審問で4日、元妃らが乗った車両を運転していた故アンリ・ポール(Henri Paul)氏が勤務中の飲酒を許可された「特別な地位」にあったことが明らかになった。ポール氏が勤務していた仏パリ(Paris)のリッツ(Ritz)ホテルの元夜間担当マネジャーが、同審問で証言した。
ダイアナ元妃や交際相手のドディ・アルファイド(Dodi Fayed)氏が死亡した1997年8月31日の事故でポール氏は、英仏両国の審問で飲酒運転とスピード違反の責任を問われていた。ポール氏自身も同事故で死亡している。
4日の審問で証言したリッツホテルの元夜間担当マネジャーThierry Rocher氏は、ダイアナ元妃らの乗るメルセデス(Mercedes)をポール氏が運転することには反対だったが、自身の立場ではポール氏に逆らうことはできなかったと語った。
また「リッツホテルでは従業員全員が勤務中の飲酒を禁じられており、規則を破れば解雇される。だが、リッツホテルのFranz Klein社長と直接の人的つながりのあるポール氏は例外だった」と述べ、ポール氏がリッツホテルで「特別な地位」を得ていたことを明らかにした。
リッツホテルは、ドディ氏の父親モハメド・アルファイド(Mohamed Al Fayed)氏が所有している。
また、この日はダイアナ元妃らに車両を提供した会社のオーナー、Jean-Francois Musa氏も証言し、同社の車両を外部の人間が運転することは非常にまれであり、ポール氏が運転すると聞いて嫌な感じがしたと語った。(c)AFP
ダイアナ元妃や交際相手のドディ・アルファイド(Dodi Fayed)氏が死亡した1997年8月31日の事故でポール氏は、英仏両国の審問で飲酒運転とスピード違反の責任を問われていた。ポール氏自身も同事故で死亡している。
4日の審問で証言したリッツホテルの元夜間担当マネジャーThierry Rocher氏は、ダイアナ元妃らの乗るメルセデス(Mercedes)をポール氏が運転することには反対だったが、自身の立場ではポール氏に逆らうことはできなかったと語った。
また「リッツホテルでは従業員全員が勤務中の飲酒を禁じられており、規則を破れば解雇される。だが、リッツホテルのFranz Klein社長と直接の人的つながりのあるポール氏は例外だった」と述べ、ポール氏がリッツホテルで「特別な地位」を得ていたことを明らかにした。
リッツホテルは、ドディ氏の父親モハメド・アルファイド(Mohamed Al Fayed)氏が所有している。
また、この日はダイアナ元妃らに車両を提供した会社のオーナー、Jean-Francois Musa氏も証言し、同社の車両を外部の人間が運転することは非常にまれであり、ポール氏が運転すると聞いて嫌な感じがしたと語った。(c)AFP