【12月5日 AFP】アラブ首長国連邦の独立系衛星テレビ局アルアラビーヤ(AL-Arabiya)は4日、5月29日にイラクのバグダッド(Baghdad)にある同国財務省で英国人経営コンサルタント1人とボディーガード4人を拉致した武装グループからの映像を放映、その中で武装グループは、10日以内に英国軍がイラクから撤退しない場合は人質の1人を殺害すると警告した。

 英政府は直ちに非難を表明。英政府はこれまで、人質の名前も伏せるなど極秘状態で5人の解放に取り組んできたが、ビデオテープには人質の1人が映されていた。

 映像の中で人質は、「名前はJason。今日は11月18日。173日間拘束され、私たちはもう忘れ去られてしまったような気分だ」と語っている。両脇には覆面を被り銃を持った誘拐犯が立ち、後ろの旗には「イラク・イスラム教シーア派抵抗運動(Shiite Islamic Resistance in Iraq)」と書かれている。

 同武装グループは、英軍の撤退期限を映像の放送から10日以内と定め、要求が満たされなかった場合はこの人質を処刑すると警告している。

 映像では人質の健康状態は良好のようだが、英外務省は誘拐犯らの要求を非難し、人質5人を無条件で解放するよう要求している。(c)AFP/Laith Abou-Ragheb