【12月3日 AFP】太平洋上に浮かぶ米国のグアム(Guam)島で3日、「中西部太平洋まぐろ類委員会(Western and Central Pacific Fisheries CommissionWCPFC)」の年次会合が開幕した。太平洋同域の世界最大のマグロ漁場に迫る資源枯渇の危機などについて協議する。

中西部太平洋は世界のマグロ漁獲高の半分以上を供給する漁場だが、すでに域内の漁業に支障が出ているとの声があがっている。

 5日間の会合には、環境保全対策の改善を目指し、太平洋域のみならず主要漁業国も含めた世界40か国の代表が参加する。

 国際環境保護団体グリーンピース(Greenpeace)フィジー支部のTagi Toribau氏はAFPの取材に対し、「漁業と未来を救うために進路を変える時間は、まだこの委員会に残されているとわれわれは思う」と述べた。

 マグロは日本食の刺身では高級魚とされ人気がある一方、その缶詰は安価なタンパク源「ツナ缶」として世界中のスーパーに並んでいる。しかし世界の大半の海では、マグロの生息数は激減している。

 比較的生息数を保っている太平洋中西部のマグロ漁の未来は、周辺の小国にとっては死活問題だ。そうした国ではマグロは唯一の主要な経済資源であることが多く、また最も重要な食糧源でもあるからだ。

 委員会では、持続可能な漁業を実現するためには、特にキハダマグロとメバチマグロの2種の捕獲の一時停止が必要だと主張している。(c)AFP/David Brooks