【12月2日 AFP】パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス(Mahmud Abbas)議長は1日、米国のアナポリス(Annapolis)で11月28日に開催された中東和平国際会議について、イスラエルとパレスチナの和平交渉再開によって、会議はその目的を達したとの見解を示した。

 エジプトのカイロ(Cairo)でホスニ・ムバラク(Hosni Mubarak)大統領との会談後に記者団に語ったもので、アッバス議長は「会議の主たる目的は、パレスチナとイスラエルの2国間で交渉を開始することであり、まさにそれは実現した」と述べた。

 米国での会議で、アッバス議長とイスラエルのエフード・オルメルト(Ehud Olmert)首相は、中東和平プロセスの過程で7年間凍結されていた交渉を正式に再開させ、2008年末までに包括的な和平合意の締結を目指すことで合意した。

 アッバス議長によると運営委員会による交渉は12日に始まる。エルサレムの帰属や、将来のパレスチナ国家の国境画定、パレスチナ難民の帰還といった中核的な問題を含めた交渉が行われる。

 運営委員会は、中東和平国際会議の共同文書に従い2008年を通じて継続的に交渉を重ねてゆくことになる。共同声明では中東和平案(ロードマップ)の履行を検証する機構の設立についても合意された。
 
 12月中にフランスのパリ(Paris)で支援国会議が開催され対パレスチナ3か年援助計画について話し合うほか、欧州外交筋によると2008年1月にはロシアが今回の中東和平国際会議に続く会議を開催する。(c)AFP