【東京 29日 MODE PRESS】今年を代表するおしゃれな各界の著名人に贈られる07年度ベストドレッサー賞の授賞式が27日、東京・港区のホテルで開かれ、『殯(もがり)の森』でカンヌ国際映画祭のグランプリを受賞した河瀨直美(Naomi Kawase)監督や、女優の栗山千明(Chiaki Kuriyama)、カーデザイナーの奥山清行(Ken Okuyama)ら7人が選ばれた。

 河瀬監督はオーガニックコットンを使った着物風ドレスで登場し「先人が培った文化から学ぶことは沢山ある。それをただ真似るのでなく、どう受け継いでいくかが大切」と語った。普段はカジュアルなスタイルが多いが、リサイクル専門店で見つけた古い着物やリフォームした着物地の服を着ることもあるという。

 お気に入りの色だという黒のドレスで出席した栗山は「自分の髪の色、肌の色を知った上で服を選ぶことが大切。黒色は肌を白く見せてくれるんです」。06年に独立し自らのデザイン会社を立ち上げた奥山は「サラリーマンをやめてから、20年間ぐらいはいていなかったジーンズにはまった。車と同じで、服もモダン、シンプル、タイムレスなものがいい」とコメントした。

 ほかには、リコーの桜井正光(Masamitsu Sakurai)会長、バイオリニストの古澤巌(Iwao Furusawa)、俳優の役所広司(Koji Yakusho)、歌舞伎役者の市川海老蔵(Ebizo Ichikawa)らが選ばれた。(c)MODE PRESS