ロバート・デ・ニーロ、父の絵画の返還を求める
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【11月27日 AFP】(一部更新)俳優ロバート・デ・ニーロ(Robert De Niro)がローマ(Rome)市内の画廊に対し、同画廊が所有する父親の作品数点の返却を求めていることがわかった。26日、同画廊の学芸員アイダ・ベルッチ(Ida Benucci)さんが明らかにした。
デ・ニーロの父親は1993年に死亡しており、作品は2年前、当時の所蔵先である米ニューヨーク(New York)の画廊「サランダー・オライリー・ギャラリー(Salander-O'Reilly Galleries)」が倒産した際、債務返済の一部としてベルッチさんの画廊に譲渡された。
ベルッチさんは、「ロバート・デ・ニーロから象徴的な代価で購入したいとの申し出があった」と語り、正確な金額は明らかにしなかった。
伊紙コリエレ・デラ・セラ(Corriere della Sera)によれば、作品の価値は合計で2万5000-15万ドル(約270万-1600万円)だという。米メディアは、デ・ニーロがサランダー・オライリー・ギャラリーに対して法的措置を講じたと伝えている。
ベルッチさんは以下のように語った。
「デ・ニーロがなぜわたしに接触してきたのか分からない。すでに弁護士にも相談した。争いは望まないが、問題があるとすればサランダー・オライリー・ギャラリーだろう。あの画廊はわたしに多額の債務があった。その返済の一部として、デ・ニーロの父親の絵画と、メリル・ストリープ(Meryl Streep)の夫ドナルド・ガマー(Don Gummer)氏の彫刻を譲渡された。米国の公証人の前で譲渡されたもので、米財務省の捺印もある」
デ・ニーロとストリープは、2005年5月にこれらの作品がローマの画廊で公開された際、オープニングの日に同画廊を訪れているという。
「われわれの見解としては、デ・ニーロとの当初の話し合いと状況は何ら変わっていない。あのときは、デ・ニーロに父親の作品を売却してもよいと申し出たところ、彼から作品展の開催独占権を譲渡したいと言われた」(c)AFP
デ・ニーロの父親は1993年に死亡しており、作品は2年前、当時の所蔵先である米ニューヨーク(New York)の画廊「サランダー・オライリー・ギャラリー(Salander-O'Reilly Galleries)」が倒産した際、債務返済の一部としてベルッチさんの画廊に譲渡された。
ベルッチさんは、「ロバート・デ・ニーロから象徴的な代価で購入したいとの申し出があった」と語り、正確な金額は明らかにしなかった。
伊紙コリエレ・デラ・セラ(Corriere della Sera)によれば、作品の価値は合計で2万5000-15万ドル(約270万-1600万円)だという。米メディアは、デ・ニーロがサランダー・オライリー・ギャラリーに対して法的措置を講じたと伝えている。
ベルッチさんは以下のように語った。
「デ・ニーロがなぜわたしに接触してきたのか分からない。すでに弁護士にも相談した。争いは望まないが、問題があるとすればサランダー・オライリー・ギャラリーだろう。あの画廊はわたしに多額の債務があった。その返済の一部として、デ・ニーロの父親の絵画と、メリル・ストリープ(Meryl Streep)の夫ドナルド・ガマー(Don Gummer)氏の彫刻を譲渡された。米国の公証人の前で譲渡されたもので、米財務省の捺印もある」
デ・ニーロとストリープは、2005年5月にこれらの作品がローマの画廊で公開された際、オープニングの日に同画廊を訪れているという。
「われわれの見解としては、デ・ニーロとの当初の話し合いと状況は何ら変わっていない。あのときは、デ・ニーロに父親の作品を売却してもよいと申し出たところ、彼から作品展の開催独占権を譲渡したいと言われた」(c)AFP