【11月26日 AFP】グルジアのミハイル・サーカシビリ(Mikhail Saakashvili)大統領は25日、現職を辞任し、1月5日に繰り上げ実施される次期大統領選に向けて選挙活動を開始した。一方、国会前では16日に非常事態宣言が解除されて以来初めてのデモが行われ、野党支持者ら約4万人が参加した。

 サーカシビリ大統領の辞任により、ニノ・ブルジャナゼ(Nino Burjanadze)議長が大統領代行を務める。2003年のバラ革命(Rose Revolution)で大統領に就任したサーカシビリ氏は、今回の辞任により1月5日の次期大統領選に出馬することが可能となる。

 一方、野党支持者らは、サーカシビリ大統領が非常事態と大統領選挙の1年前倒し実施を宣言する発端となった11月7日の衝突以来初めて、デモ活動を行った。(c)AFP/Irakli Metreveli