【11月22日 AFP】米ホワイトハウス(White House)の元報道官、スコット・マクレラン(Scott McClellan)氏が出版予定の著書の中で、米中央情報局(Central Intelligence AgencyCIA)工作員の身元漏えい事件の際に情報操作を行ったとして、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領を批判していることが分かった。

 マクラレン氏は2003年から2006年までブッシュ政権の首席報道官を務めた人物。同氏は著書で、2003年に起きたCIA工作員バレリー・プレイム(Valerie Plame)さんの身元漏えい事件が発覚した際に、自身は事実を知らされず偽の情報を発表してしまったと書いている。

 マクラレン氏は2003年10月、報道陣に対してホワイトハウスのカール・ローブ(Karl Rove)大統領次席補佐官(当時)やルイス・リビー(Lewis Libby)副大統領首席補佐官(当時)は身元漏えいに関与していないと語っていた。

 マクラレン氏は著書「What Happened: Inside the Bush White House and What's Wrong with Washington」の中で、「偽の情報を流すように仕向けたのはローブ氏、リビー氏、副大統領、大統領首席補佐官、そして大統領自身の5人だ」と述べ、ブッシュ大統領やディック・チェイニー(Dick Cheney)副大統領の名前を挙げているという。

 ホワイトハウスのトニー・フラット(Tony Fratto)報道官はこの問題に関する質問に「大統領が不正確な情報を報道官に提供することなど絶対にありえない」と答え、マクラレン氏の主張を強く否定した。

 同書は来年4月21日に出版される。(c)AFP