【11月19日 AFP】国際環境保護団体グリーンピース・インターナショナル(Greenpeace International)は18日、クロマグロを保護すべき「大西洋まぐろ類保存国際委員会」(International Commission for the Conservation of Atlantic TunasICCAT)が、クロマグロ漁獲量がすでに「持続不可能な」レベルにあるにもかかわらず、2008年度割当漁獲量を事実上約1000トン増加したと発表した。

 グリーンピース関係者は「絶滅の危機にあるクロマグロの保護は緊急を要するものなのに、各国は漁獲量を増やしている」と語った。

 グリーンピースによると、トルコで開催されていたICCATの年次総会では、アルジェリア、リビア、モロッコ、チュニジアに対し2008年に691トン、2009年に771トン、2010年に985トンの追加が認められた。これは、この4か国が過去の漁獲量に見合っていないとの判断によるものだという。また、韓国も2008年度割当量の300トンの追加が認められた。

 2007年度の2万9500トンに対し、2008年度の漁獲量は公式には2万8500トンにとどまっているが、グリーンピースは漁獲量の追加によって事実上2007年度レベルにまで増加するとしている。

 ICCATは来年3月、漁獲国と消費国との調整を行う会合を東京で行う予定。(c)AFP