【11月18日 AFP】宗教間の調和を訴えるチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)14世は18日、三重(Mie)県伊勢(Ise)市の伊勢神宮(Ise Shrine)を訪れた。

 ダライ・ラマは15日に来日し、10日間滞在する予定。伊勢神宮参拝は2度目で、日本の伝統に従って2度拝礼し、五十鈴川(Isuzu river)の水で体を清めた。

 ダライ・ラマは、今回の訪問は自身が長年続けている世界中の聖地訪問の一環だと語り、「どこに行っても、時間さえあれば、あらゆる宗教の寺院などを巡礼して敬意を表したい」と話した。

 ダライ・ラマは17日、宗教関連フォーラム出席に先立ち、「信仰は時として分裂や問題を引き起こすが、すべての宗教の目的は愛を伝えるということと、人類を救うというところで一致している。ゆえに、宗教間の調和と統一は非常に大切だ」と述べていた。

 ダライ・ラマは2003年に初めて伊勢神宮を訪れている。(c)AFP