【11月17日 AFP】サッカー欧州選手権2008(Euro 2008)・予選グループB。10試合を終え7勝1敗2分けの勝ち点23でグループ3位につけるイタリア代表のロベルト・ドナドニ監督(Roberto Donadoni)が、現地17日に行われるスコットランド戦を前に、フランスを破ったスコットランドには本大会への場権を獲得する資格が十分にあると語った。

 ホームのハムデン・パーク(Hampden Park)で予選の最終戦を迎えるスコットランドがイタリアを破れば欧州選手権出場が確実となるが、それでも21日にフランスをホームに迎えるウクライナの戦い振りにもその結果がかかってくる。

 ドナドニ監督はグループBで出場権を得られるポジションにスコットランドが居ることはこれまで幸運だったからではないかという質問に対し、「多かれ少なかれサッカーには運がつきものだが、スコットランドは2度フランスを破った。それだけの実力があるということ。スコットランドに本戦へ出場する可能性があるのも、フランスとの2試合だけでなく、予選を通してパフォーマンスが見事だったからだ」と反論。また続けて「我々は準備をしっかりしなければならないが、もしスコットランド戦に向け選手の準備が整っていなかったら、どんな試合にも覚悟を持てないだろう。イタリアは対戦するスコットランドの駆使する能力、積極性や精神力、そしてホームの応援を味方にしてくることは承知している。しかし、対する相手は我々と同様に骨身で出来ている。こちらも持っている力を使って求めている結果を掴むためにモチベーションを上げていく」と語り、勝利への意欲を見せていた。

 21日に行われる同予選の最終戦でフェロー諸島と対戦するイタリアは、本大会出場に向けスコットランド戦を引き分けとしても十分な結果であり、両チームの試合が引き分けに終わればフランスはウクライナに勝利すればイタリアと共に本戦出場が決まる為、フランスのレイモン・ドメネク(Raymond Domenech)監督が結果は引き分けで十分ではないかという提案をした。

 これに対してもドナドニ監督は「ピッチに入るときに引き分けを狙うなんてことは考えられない。我々は、この試合では忍耐力が必要で、愚かなミスを犯さないということを分かっている。(イタリアの)選手は相手の決意に敬意を表さなければならい。もしハムデンに集まった群集と試合するとなればイタリアは勝つだろうが、不幸なことに対戦するのは素晴らしい11人のスコットランド人選手だ。我々にとって難しい試合になるだろう。彼らはとてもいいチームだ。1人、2人では無くどの選手も危険で、チームとしても良くまとまっている。我々はただ、ポール・ハートリー(Paul Hartley)やケニー・ミラー(Kenny Miller)だけを警戒するのではなく、全員を警戒しなくてはならない」と反論した。

 イタリアには、もしスコットランド戦で敗れても、フランスがウクライナに敗れるという仮定の上では予選突破の可能性が残されており、ドナドニ監督は「スコットランド戦を含めて残り2試合ある。ここまでやって来たが、負けを認める前に予選突破を断念せざる得ない場合もある。残り試合を終えて突破できるかどうかを待つだけだ」と語った。(c)AFP/MARTIN STIRLING