【11月17日 AFP】インドネシアのバリ(Bali)島で12月に開催される国連(UN)の気候変動に関する会議を前に、気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate ChangeIPCC)の専門家らは16日、地球温暖化が広範囲にわたる不可逆的な結果をもたらす恐れがあると警告する報告案をまとめた。

 IPCCの報告案は地球温暖化問題の広範な概要をまとめたもので、今後5年間にわたり各国政府が政策を立案する上での指針を示すことを目的としている。

 報告案には、「人間の活動による影響で、回復不可能な気候変動が急激にもたらされる可能性がある」と記されている。

 同報告案は17日に正式に採択され、国連の潘基文(バン・キムン、Ban Ki-moon)事務総長出席の記者会見も開かれる予定だという。(c)AFP/Marlowe Hood