【11月15日 AFP】欧州サッカー連盟(UEFA)のミシェル・プラティニ(Michel Platini)会長は14日、イタリアでのサポーター死亡事件に言及し、“サッカーを人質にしている”と主張する暴力行為の増加を嘆いた。

 イタリアでは11日にラツィオ(SS Lazio)のサポーターが警官の誤射により死亡し、この事件をきっかけに同国内では各地で暴動が起こり、18日に予定されていたセリエBとセリエC(2部と3部)の試合が延期されている。

 プラティニ会長はイタリアの全国紙レプブリカ(La Repubblica)に対し「サッカーを人質にしてはならないので、暴力的なサポーターの移動を禁止することには賛成だ」との見解を示している。

 一方、リーグ戦の延期を発表したイタリアサッカー連盟(Italian Football Federation:FIGC)の決定については「驚かされた」とした上で「事件とサッカーには何の関係があるのだろう?何の関係もない。これはイタリア社会の問題であり社会的秩序の問題だ。サッカーは人質に取られたに過ぎない。なぜ選手は喪章を腕に巻き、試合は延期になったのか?安易に過ぎる。この事件はスタジアムから300キロも離れたところで起きたものであり、クラブに何の罪があるというのだ」と疑問を呈している。

 また、同会長は13日付の日刊紙イル・ジョルナーレ(Il Giornale)とのインタビューで「私には考えがある。観客は子供たちをスタジアムに連れてきて欲しい。それが暴力に対する最も有効な解毒剤になるだろう」と語っており、子供たちをスタジアムに連れて来ればサッカー界の暴力は過去のものになると考えを示している。(c)AFP