【11月14日 AFP】ジョン・ネグロポンテ(John Negroponte)米国務副長官が、今週末にもイスラマバード(Islamabad)を訪問することが明らかとなった。国務省のトム・ケーシー(Tom Casey)副報道官が13日、記者団に発表した。同国務副長官は、ペルベズ・ムシャラフ(Pervez Musharraf)大統領政権に対し、非常事態宣言を解除し、公正な総選挙を行うよう要請する見込み。

 ケーシー副報道官によると、同副長官はパキスタン政府当局者らと会談し、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)大統領をはじめとする米政府当局者の最近の発言をそのまま伝えるという。

 同報道官はまた、ネグロポンテ副長官の発言を要約し「われわれは引き続き自由で公正、そして透明性のある選挙の実施を期待している」と述べ、また「非常事態宣言の解除を望む」と訴えた。

 ただし、ネグロポンテ副長官がムシャラフ大統領と会談するかについては明らかにされなかった。

 一方、ムシャラフ大統領は11日、総選挙を来年1月9日に実施すると発表したが、公正で透明性のある総選挙を確実に実施するため、非常事態宣言を継続する可能性があると主張した。(c)AFP