【11月9日 AFP】パキスタンの首都イスラマバード(Islamabad)近郊のラワルピンディ(Rawalpindi)で9日、ペルベズ・ムシャラフ(Pervez Musharraf)大統領による非常事態宣言発令に対し、抗議集会を計画していたベナジル・ブット(Benazir Bhutto)元首相の支持者らを、警官隊が催涙弾を発砲するなどして鎮圧した。

 現場からのAFP記者の報告によると、抗議集会の会場となる市中心の公園に向かっていた支持者らを警察官が警棒で追い払い、50人ほどのグループ2集団に催涙弾10発程度を発砲するなどして、強制的に解散させたという。

 地元警察署長の話によると、混乱に対する「予防措置」として約65人の身柄を拘束したもよう。

 抗議集会には、野党パキスタン人民党(Pakistan People's PartyPPP)の総裁でもあるブット氏も参加する予定だったが、これを阻止したい警察当局により、同日、イスラマバードで自宅軟禁下に置かれた。

 一方、英外務省は同日、ブット氏の自宅軟禁措置について「深く憂慮している」とする声明を発表し、ムシャラフ大統領に非常事態宣言を解除するよう求め、今後の事態を注視していく方針を示した。(c)AFP