【11月6日 AFP】イタリアのANSA通信は5日、元スウェーデン代表の主将で監督としてACミラン(AC Milan)とASローマ(AS Roma)をセリエA優勝に導いたニルス・リードホルム(Nils Liedholm)氏が85歳でその生涯に幕を閉じたと報じた。

 1948年に開催されたロンドン五輪で金メダルを獲得し、36歳になった10年後の1958年には自国開催となったW杯で主将として決勝の舞台に立ち、当時17歳のペレ(Pele)氏擁するブラジルに2-5で敗れて準優勝に終わったが、リードホルム氏はこの大舞台で先制ゴールを挙げる活躍を見せた。

 スウェーデンのIFKノルショーピン(IFK Norrkoping)で頭角を現したリードホルム氏は、1949年から12シーズン在籍したミランで4度(1950-51シーズン、1954-55シーズン、1956-57シーズン、1958-59シーズン)のスクデットを獲得。現役引退後の1960年代初頭から監督としてのキャリアをスタートした同氏は、1978-79シーズンにミランを、また1982-83シーズンにはASローマ(AS Roma)をリーグ優勝に導いている。(c)AFP