【11月6日 AFP】欧州航空防衛宇宙会社(European Aeronautic Defence and Space CompanyEADS)は5日、子会社の航空機大手エアバス(Airbus)の軍用輸送機「A400M」の納期遅延に伴い、最高で20億ドル(約2300億円)の費用を計上する見通しであることを明らかにした。

 同社は2007年の営業利益見通しの修正が必要と発表、これにより同日昼のパリ株式市場では同社株が大量に売られ、前日比21.95ユーロ(4.11%)安で取引された。また、同社の第3四半期の業務実績は8日に発表される予定となっている。

 EADSは17日、フランス空軍へのA400M納入がエンジンの不具合から少なくとも6か月遅れ、2010年にずれ込むと発表。同社は声明で、「最終的な数値はまだ明らかではないが、EADSは現時点で12億ユーロ(約2000億円)から14億ユーロ(約2300億円)の費用計上を見積もっており、うち10億ユーロ(約1650億円)強をエアバスが負担する」と明らかにした。

 EADSは、A400M納入がさらに6か月遅延する恐れがあることも示唆。また同社は、インサイダー取引疑惑や超大型旅客機「A380」の納入遅延などの問題も抱えている。(c)AFP