【11月3日 AFP】カリブ海から大西洋に抜けたハリケーン「ノエル(Noel)」は2日、カナダ東部沿岸へ向け北上を続けている。一方、このハリケーンの影響で大きな被害を受けたドミニカ共和国とハイチでは、これまでに少なくとも116人が死亡した。

 カテゴリー1のハリケーンに発達したノエルは、今後も強風を伴い週末にかけてカナダのノバスコシア(Nova Scotia)州に上陸することが予想される。

 ハイチ当局は同日、死亡者の数が43人に増加、15人が行方不明になっていると発表。また、家屋4850棟が損壊し、1075棟が全壊、さらに洪水や土砂崩れにより、作物にも甚大な被害を及ぼしたという。

 キューバも大きな被害を受けたが、犠牲者は報告されていない。カリブ海で猛威を振るったノエルは北上、バハマ諸島でも大雨をもたらした。(c)AFP/Nicanor Leyba