【10月27日 AFP】カナダのスティーブン・ハーパー(Stephen Harper)首相は25日、スペリオル湖(Lake Superior)の一部に、世界最大規模の淡水湖自然保護区となる自然公園を新設するプロジェクトを発表した。

 自然公園の名称は「Lake Superior National Marine Conservation Area」。面積約1万平方キロにおよぶ区域にスペリオル湖の湖底、島、北部の湖岸の一部が含まれる。
 
 英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II)の夫エディンバラ公(Duke of Edinburgh)、世界自然保護基金(World Wildlife FundWWF)、元宇宙飛行士のカナダ人Roberta Bondar氏などがプロジェクトの後援者となっている。

 スペリオル湖は多数の野生動物や鳥類、魚類の生息地として世界的に有名。WWFのMonte Hummel氏は「カナダが世界に誇るべき自然環境を、将来世代のために保護していかなければならない」と話す。 

 自然公園の範囲としては、東西方向はSleeping Giant Provincial Parkの先端にあるThunder岬からテラス湾(Terrace Bay)のBottle Pointまで、南の境界は米国との国境までが提案されている。

 同公園は南側で米自然保護区アイル・ロイヤル国立公園(Isle Royale National Park)に接する。スペリオル湖上の広大な島アイル・ロイヤルにあるこの公園は、野生のオオカミの生息地として知られている。

 一方、北側にはニピゴン(Nipigon River)川、ニピゴン(Lake Nipigon)湖およびWabakimi自然公園などを含む既存の保護区域と境を接する。ニピゴン川はカワマス、ニピゴン湖上の島は絶滅危惧(きぐ)種であるウッドランドカリブー(Woodland Caribou)の生息地として、それぞれ知られている。Wabakimi自然公園はカリブーの越冬地となっている。(c)AFP