前の座席も気にならない? エコノミー席もゆとりあるA380
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【10月25日 AFP】旅客機の中で、前の座席の乗客に悪態をつきたくなる時代は終わるかもしれない。
世界最大の超大型旅客機「エアバス(Airbus)A380」では、エコノミークラスで食事中に前の乗客が座席をリクライニングしても、テーブルが自分の体にぶつかるようなことはない。
■エコノミークラスにも画期的なゆとり
25日に同機の商業飛行第1便を運航したシンガポール航空(Singapore Airlines)では、豪華な個室としてスーパープレミアムスイート12室を用意、各室にはフルサイズベッドが付いている。しかし業界紙記者のトム・バランタイン(Tom Ballantyne)氏は、もっと小さな部分にも旅を快適にする配慮がされており、一般乗客が搭乗する399席のエコノミークラスでもその違いは明らかだと語った。
足元にはゆとりがあって動き回れるスペースもある。読書灯は従来のように頭上ではなく、座席後ろのビデオ画面の下にあるので、読書をする時に寝ている隣人の顔を照らしてしまうこともない。眼鏡の収納スペースやコート掛け、座席電源も備えている。
シンガポール航空によると、60席あるビジネスクラスの座席には、同クラスとして世界最大幅を確保した。
■小規模航空による導入が価格競争の鍵
しかしこれまで最大の旅客機だったボーイング(Boeing)747型機と比べ、通常の乗客はA380にそれほどの違いがあるとは思わないだろうと、航空アナリストのアダム・カークパトリック(Adam Kirkpatrick)氏は言う。座席配置を変えて、より多くの乗客や乗員が搭乗する場合が出てくればなおさらだ。
A380はすべてエコノミーにすれば853人、3クラスに分ければ550人が搭乗できるが、シンガポール航空は471座席とした。
カンタス航空(Qantas Airways)やエミレーツ航空(Emirates Airline)もA380を導入予定で、こうした大手はだいたい同じような座席数になりそうだ。しかし将来的には格安航空会社が同機を購入し、853席を配置する可能性もあるとバランタイン氏はみる。
乗客の数が増えれば「2倍の手荷物、2倍の乗客が同時に搭乗する」ことになり、空港の対応が追いつくまで遅れも増えるだろうとカークパトリック氏。
A380の受注済み180機のうち、55機はエミレーツ航空によるもので、同社はさらに注文を倍増させる意向を表明している。また、タイ航空(Thai Airways International)やマレーシア航空(Malaysia Airlines)などの小規模航空会社も発注しており、こうした各社がA380を運航するようになれば、価格競争も生じるとバランタイン氏は予想する。
そうなれば、足元のゆとりができるだけでなく、料金も安くなりそうだ。(c)AFP/Ian Timberlake
世界最大の超大型旅客機「エアバス(Airbus)A380」では、エコノミークラスで食事中に前の乗客が座席をリクライニングしても、テーブルが自分の体にぶつかるようなことはない。
■エコノミークラスにも画期的なゆとり
25日に同機の商業飛行第1便を運航したシンガポール航空(Singapore Airlines)では、豪華な個室としてスーパープレミアムスイート12室を用意、各室にはフルサイズベッドが付いている。しかし業界紙記者のトム・バランタイン(Tom Ballantyne)氏は、もっと小さな部分にも旅を快適にする配慮がされており、一般乗客が搭乗する399席のエコノミークラスでもその違いは明らかだと語った。
足元にはゆとりがあって動き回れるスペースもある。読書灯は従来のように頭上ではなく、座席後ろのビデオ画面の下にあるので、読書をする時に寝ている隣人の顔を照らしてしまうこともない。眼鏡の収納スペースやコート掛け、座席電源も備えている。
シンガポール航空によると、60席あるビジネスクラスの座席には、同クラスとして世界最大幅を確保した。
■小規模航空による導入が価格競争の鍵
しかしこれまで最大の旅客機だったボーイング(Boeing)747型機と比べ、通常の乗客はA380にそれほどの違いがあるとは思わないだろうと、航空アナリストのアダム・カークパトリック(Adam Kirkpatrick)氏は言う。座席配置を変えて、より多くの乗客や乗員が搭乗する場合が出てくればなおさらだ。
A380はすべてエコノミーにすれば853人、3クラスに分ければ550人が搭乗できるが、シンガポール航空は471座席とした。
カンタス航空(Qantas Airways)やエミレーツ航空(Emirates Airline)もA380を導入予定で、こうした大手はだいたい同じような座席数になりそうだ。しかし将来的には格安航空会社が同機を購入し、853席を配置する可能性もあるとバランタイン氏はみる。
乗客の数が増えれば「2倍の手荷物、2倍の乗客が同時に搭乗する」ことになり、空港の対応が追いつくまで遅れも増えるだろうとカークパトリック氏。
A380の受注済み180機のうち、55機はエミレーツ航空によるもので、同社はさらに注文を倍増させる意向を表明している。また、タイ航空(Thai Airways International)やマレーシア航空(Malaysia Airlines)などの小規模航空会社も発注しており、こうした各社がA380を運航するようになれば、価格競争も生じるとバランタイン氏は予想する。
そうなれば、足元のゆとりができるだけでなく、料金も安くなりそうだ。(c)AFP/Ian Timberlake