【10月25日 AFP】北大西洋条約機構(NATO)は24日、オランダのノルトワイク(Noordwijk)で非公式の国防相理事会を開き、数か国がアフガニスタンへの追加派兵の意向を示した。

 理事会に参加した、ロバート・ゲーツ(Robert Gates)米国防長官は、各国の追加派兵について、ひとまず楽観的な姿勢を示す一方で、「行動と緊張感、約束したことの確実な実行」が必要だとし、確実な履行を求めた。

 同日先刻、アフガニスタンの国際治安支援部隊(ISAF)のDan McNeill司令官は、国防相らに対し必要とする現地司令官についての最新情報を報告していた。

 ドイツは派遣に関して国会の承認が必要であるため、比較的安定している北部地域からの再配置や軍事的役割の拡大に難色を示している。

 NATO加盟国の外交関係者によると、国名は明らかにしなかったものの、9か国が追加派兵に前向きだという。また、NATO非加盟国のアルバニア、クロアチア、グルジア、スロバキアが派兵の意向を示しており、実現すれば、1000人規模の追加派兵となる。

 仏国防関係者は、仏政府が激しい戦闘の続くアフガニスタン南部ウルズガン(Oruzgan)州に50人規模の軍事顧問団を初めて派遣するという。軍事顧問団は、アフガニスタン部隊の訓練にあたるとされ、同地にはオランダ軍部隊1700人が駐留している。(c)AFP/Daphne Benoit