【10月16日 AFP】レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)の全楽曲が、11月13日からオンラインで購入可能となる。ワーナーミュージック(Warner Music)が15日に発表した。

 ツェッペリンは1980年、ドラマーのジョン・ボーナム(John Bonham)の死により解散していたが、11月26日にロンドン(London)で1回限りの「再結成」コンサートが行われる。これをきっかけにファンらが楽曲を購入することを見込んで、今回のオンライン楽曲配信が決定がなされたもよう。ギタリストのジミー・ペイジ(Jimmy Page)は、ワーナーミュージックが発表した声明の中で、「レッド・ツェッペリンのすべての楽曲がデジタル利用できることを、大変うれしく思う。デジタルでも利用できることで、ファンは自分の好きな方法でより多く僕たちの音楽に触れることができる」と述べている。

 楽曲のダウンロード購入開始日には、レッド・ツェッペリンの2枚組ベストアルバム『Mothership』が発売される。過去の全8枚のアルバムから楽曲24曲を収録、ツェッペリンの12年間にわたる活動を総括したものとなる。同バンドがこれまで売り上げたアルバムは3億枚以上に達するという。

「レッド・ツェッペリンの楽曲配信は待ち望まれていたもの。世界の主要デジタル音楽配信業社にとっては、貴重な楽曲となるだろう」と語るのは、ワーナーミュージックのエドガー・ブロンフマン・ジュニア( Edgar Bronfman Jr.)会長兼CEO。「ツェッペリンは現代音楽史において12年間にわたり、最も力強く影響力があり、永遠に愛される楽曲を作り上げた。彼らは商業的に成功しただけではない。その革新的な音楽は文化をも変化した」とコメントしている。(c)AFP