【10月13日 AFP】サッカー、欧州選手権2008(Euro 2008)・グループB。悪天候の為に飛行機が遅れノルウェーでの滞在を余儀なくされていたフランス代表が、1日遅れで無事フェロー諸島に到着した。

 12日の荒天で2度にわたり足止めを余儀なくされたフランス代表の選手とスタッフは、ノルウェーの沿岸都市ベルゲン(Bergen)に一泊して現地時間13日の正午にフェロー諸島入りしている。

 欧州サッカー連盟(UEFA)の規定では、代表チームは特別な事情を除いてキックオフの1日前に試合開催地に到着していなければならなず、フランス代表は試合開始の3時間半前に現地入りしたが、両チームは予定通り試合を行うことで合意している。

 フランス代表のレイモン・ドメネク(Raymond Domenech)監督は、フランス・サッカー連盟(French football federation:FFF)のウェブサイト上で「中継地のスコットランドとノルウェーで11時間も機内で過ごすことになったのは誰にとっても理想的なこととは言い難いが、選手はこの難局を乗り越えるはずだ」と発表し、17日のリトアニア戦を考慮して予定通りに試合を行うことを強く希望していた。

 9試合を消化して6勝2敗1分けの勝ち点19でグループ3位のフランス代表は、本大会に出場するためにはフェロー諸島戦での勝ち点3が必要不可欠とされており、残るリトアニアとロシアとの対戦でも勝利することが義務づけられている。 (c)AFP