【10月13日 AFP】仏地方紙「レストレピュブリカン(L’Est Republicain)」は12日、同紙のインターネット版で、ニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)仏大統領とセシリア(Cecilia)夫人が間もなく離婚を発表するだろうと報じた。

 同紙は「大統領府に近い筋」の話として、サルコジ大統領夫妻の別居と離婚が同日中にも発表される見通しで、「(パリ郊外の)ナンテール(Nanterre)の裁判所に離婚届がすぐにも提出され、手続きは迅速に処理されるとみられる」と伝えた。

 これに対し、大統領府の報道官はコメントを控えた。

 サルコジ大統領の就任以来、セシリア夫人が大統領といる姿はほとんど見られず、2005年の別居に続き、再び夫婦関係が破綻しているとの憶測が流れていた。

 前週も、セシリア夫人はサルコジ大統領のブルガリア訪問に同行しなかった。夫人はリビアで400人以上の子どもをエイズウイルス(HIV/AIDS)に感染させたとして死刑判決を受け拘束されていたブルガリア人看護師ら6人の本国返還に協力したとして同国から賞を授与されることになっていた。

 セシリア夫人はまた、パリ郊外の高級住宅地ヌイイ(Neuilly)にある夫妻のマンション、またはベルサイユ(Versailles)宮殿の敷地内にある邸宅「ランテルヌ(La Lanterne)」の方を好み、依然としてエリゼ宮(Elysee Palace)へは移り住んでいない。

 セシリア夫人は大統領選挙前、自身について「自分をファストレディーだとは思っていないわ。退屈だもの。型にはまるのは嫌だわ」と話していた。(c)AFP