【10月12日 AFP】(写真追加)ロンドン(London)の高等法院で開かれているダイアナ元英皇太子妃(Princess Diana)の死因究明の審理で11日、事故直後のダイアナ妃の写真が開示された。

 パリ・アルマ橋(Pont de l'Alma)トンネルの事故現場で、白いフィアットを撮影するパパラッチや、救急医がダイアナ元妃の手当てをしている様子を写したもので、画像は不鮮明ながら車内のダイアナ元妃の金髪と横顔が確認できるという。

 中には、片ひざを曲げて後部座席の床に横たわるダイアナ元妃や、救急隊員がぐったりとした人物を車から運び出す様子を写したものもあった。

 元妃の交際相手ドディ・アルファイド(Dodi Al-Fayed)氏の父親、モハメド・アルファイド(Mohamed Al Fayed)氏側の弁護士は、「写真は非常に鮮明で、事故現場に居合わせたパパラッチたちが事故にあった元妃らの写真を撮影することに良心の呵責(かしゃく)を感じていなかったことがわかる」と話した。

 ダイアナ元妃とドディ氏がリッツホテル(Ritz)から出発する様子などを撮影した数枚の写真は、同審理の公式ウェブサイトで公開されている。(c)AFP