【10月10日 AFP】NFLから無期限出場停止処分を受けたアトランタ・ファルコンズ(Atlanta Falcons)のQBマイケル・ヴィック(Michael Vick)が9日、調停人から2000万ドル(約23億円)のボーナスをチームに返却するよう命じられた。

 ファルコンズは「我々は調停人の決定にとても満足している。これからのチームを作り上げるためにサラリーキャップのスペースを作り始めた我々にとって最初の一歩となった」との声明を出し、ボーナスを取り戻す権利があるとした調停人の決定を喜んだ。

 一方、今回の決定に関してNFL選手協会(NFL Players Association:NFLPA)は「ミネアポリス地裁の判事に判断を委ねることになるだろう」との声明を出し、上訴を検討していることを明らかにした。

 ファルコンズが2004年12月に10年1億3000万ドル(約150億円)で契約を結んだヴィックからボーナスの返却を受けた場合、チームはその額を2008年シーズンのサラリーキャップに適用することが可能となる。加えてヴィックに対し今シーズンの年俸600万ドルを支払う必要はない。

 ヴィックは既に、連邦政府から起訴された闘犬容疑については罪を認めている。

(c)AFP