【10月8日 AFP】3日にベトナムに上陸した台風14号(レキマー、Lekima)は、同国中部と北部に過去数十年で最大規模の洪水をもたらし、少なくとも58人が死亡した。ベトナムの防災当局が9日発表した。依然、15人が行方不明となっており、犠牲者は今後も増える恐れがある。

 緊急作業員らはヘリコプターやボートを使い、河川の氾濫(はんらん)や地滑りによる道路の寸断などで孤立した村の住民らに飲料水や食料品、医薬品などを届けている。

 国営ベトナム通信(VNA)は、今回の洪水は同国北部の山岳地帯と中部を襲ったものとしては過去45年で最大規模のものだったという。6人の死者が報告されているタインホア(Thanh Hoa)省では1996年に発生した洪水の水位を1メートル近く上回ったという。

 このほか、住宅12万8000棟が倒壊、水田などの農地16万2000ヘクタールが被害を受けた。(c)AFP