イラク高官が見通し、「来年4月までに米軍の部分撤退開始」
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【10月6日 AFP】イラクのムワファク・ルバイエ(Muwaffaq al-Rubaie)国家安全保障顧問は5日、イラク軍の増強が順調に進んでいるとして、駐イラク留米軍が、当初の日程を繰り上げて部分撤退を開始できる可能性があると語った。
ルバイエ顧問は会見で「イラク軍の能力は急速に向上し、年末までには国内各地への部隊配置も進む。軍の規模と能力の増大により、治安がさらに好転すると確信している。そうなれば外国軍部隊は来年3月末から4月上旬までに、おそらく15部隊程度になり、兵力は増派以前の水準になるだろう」と述べた。
ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領は9月、2008年7月までに駐イラク米軍の規模を現在の20部隊から15部隊に削減し、およそ2万1500人を段階的に撤退させたい意向を示していた。
ルバイエ顧問はまた、「イラク軍に対するわれわれの評価は、多国籍軍のものとは若干異なる。イラク軍は多国籍軍の認識よりはるかに高い能力を持っている」と強調。
イラク軍の現状と今後については「物資補給、情報収集、輸送体制、装備、空軍力などが現在不足しているが、詳細な計画ができている。来年末までに、これらすべての問題が解決すると期待している」と話した。
部分撤退が実現すると駐イラク米軍は13万人規模に縮小される。これは、バグダッド(Baghdad)およびアンバル(Anbar)州の治安改善を図るためにブッシュ大統領が決断した年初の増強前の水準に相当する。(c)AFP
ルバイエ顧問は会見で「イラク軍の能力は急速に向上し、年末までには国内各地への部隊配置も進む。軍の規模と能力の増大により、治安がさらに好転すると確信している。そうなれば外国軍部隊は来年3月末から4月上旬までに、おそらく15部隊程度になり、兵力は増派以前の水準になるだろう」と述べた。
ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領は9月、2008年7月までに駐イラク米軍の規模を現在の20部隊から15部隊に削減し、およそ2万1500人を段階的に撤退させたい意向を示していた。
ルバイエ顧問はまた、「イラク軍に対するわれわれの評価は、多国籍軍のものとは若干異なる。イラク軍は多国籍軍の認識よりはるかに高い能力を持っている」と強調。
イラク軍の現状と今後については「物資補給、情報収集、輸送体制、装備、空軍力などが現在不足しているが、詳細な計画ができている。来年末までに、これらすべての問題が解決すると期待している」と話した。
部分撤退が実現すると駐イラク米軍は13万人規模に縮小される。これは、バグダッド(Baghdad)およびアンバル(Anbar)州の治安改善を図るためにブッシュ大統領が決断した年初の増強前の水準に相当する。(c)AFP