【10月5日 AFP】(一部更新)パキスタン最高裁は5日、翌6日に予定されている大統領選挙でペルベズ・ムシャラフ(Pervez Musharraf )現大統領の出馬を許可したが、最終結果は選挙の合憲性についての審理が終了するまで非公開とするよう命じた。

 最高裁の首席裁判官は今回の判断について声明で「満場一致で決定した。選挙管理委員会が発表した日程通りに選挙を実施するよう命じる」としたうえで、最終結果については「10月17日に開始される審理の終了後に公示する」とした。

 野党などから今回の大統領選の合憲性への疑念が提起されているものの、最高裁の決定により選挙実施への道が開かれ、国会および州議会で選出投票が行われることになる。

 大統領選の合憲性については、ベナジル・ブット(Benazir Bhutto)元首相率いるパキスタン人民党(PPP)議会派や元最高裁判事などが申し立てを行っていた。

■政府側の反応

 一方、政府側は最高裁決定を歓迎。Tariq Azeem副情報相は「選挙が実施され、ムシャラフ大統領が正当に選出されるだろう。選挙結果の公示については最高裁の判断に従う」と語った。

 ただ、この決定がすでに不安定なパキスタン情勢に悪影響を及ぼしかねないと懸念を示す政府高官もいる。(c)AFP/Rana Jawad/Nasir Jaffry