【10月5日 AFP】10日、11日両日にロシア訪問を控えたフランスのニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領は4日、ロシア政府は国際問題を複雑化していると指摘、問題解決に協力するよう求めた。

 ブルガリアを訪問中のサルコジ大統領はソフィア大学(University of Sofia)で行われた学生との質疑応答の中で、「大国は権利だけでなく責任も有しているということを理解すべきだ」と発言。さらに「責任にも2種類ある。1つは民主主義の模範となること、もう1つは国際社会における重大問題の解決に協力することで、解決を妨害するなどもってのほかだ」と指摘した。

 サルコジ大統領はジャック・シラク(Jacques Chirac)前大統領に比べロシアに批判的で、大統領就任後わずか数週間でジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)大統領と会談するなど、米国寄りの姿勢を鮮明にしている。

 大統領選の選挙活動や8月27日の所信表明でも、チェチェン紛争や外交問題におけるロシア政府の「横暴さ」を攻撃してきた。特に、ロシア政府は石油とガス資源をかさに欧州諸国に圧力をかけてきたと強調している。

 またイランの核開発疑惑についても強硬路線を採っており、今回の訪露で、追加制裁に反対するウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領とこの問題を話し合うとみられる。

 サルコジ大統領は、リビアで収容されていたブルガリア人医療関係者の解放に尽力したとして褒賞を受けるためブルガリアを訪問中。(c)AFP