【10月3日 AFP】NBA、ニューヨーク・ニックス(New York Knicks)のアイザイア・トーマス(Isiah Thomas)監督とニックスを運営するマジソン・スクエア・ガーデン(Madison Square GardenMSG)社が、ニックスの元職員のブラウン・サンダース(Browne Sanders)さんからセクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)の被害を受けたと訴えられていた裁判が結審し、トーマス監督のセクハラが認められ、MSG社に対し賠償金の支払いが命じられた。

 3週間にわたる裁判では、ニックスの社長も兼任するトーマス監督がサンダースさんに対し、懲罰的損害賠償金を支払わなければならないか否かが争点となったが、米国メディアは、サンダースさんを劣悪な環境で働かせたとして、MSG社と同社のジェームズ・ドーラン(James Dolan)会長に対して約1100万ドル(約12億7000万円)の賠償金の支払いが命じられたと報じている。

 サンダースさんは、トーマス監督の行為に対して繰り返し苦情を訴えていたにもかかわらず、MSG社の経営陣が行動を起こさなかったとして2006年1月に連邦裁判所に提訴していた。これに対し、提訴を知ったMSGは、内部調査の間、サンダースさんを停職処分とし、提訴理由に根拠がないとして後に解雇している。

 トーマス監督は、裁判所の外でレポーターに対し「声を大にして言いたい。私は無実だ。完全に無実だ。真実を見ようとしない陪審員には極めて失望している。控訴することになるだろう」と語っている。(c)AFP