【10月2日 AFP】9月30日にミャンマーに到着した国連(United NationsUN)特使のイブラヒム・ガンバリ(Ibrahim Gambari)事務総長特別顧問は、ミャンマー軍事政権のタン・シュエ(Than Shwe)国家平和発展評議会(SPDC)議長と2日に会談する見通しとなった。情報相当局が発表した。

 ガンバリ特別顧問はタン・シュエSPDC議長との会談を求め、すでに首都ネビドー(Naypyidaw)を2度訪問している。

 ただし会談を待つ間、ガンバリ特別顧問は1日、軍が用意したヘリコプターで同国北東部のシャン(Shan)州に輸送された。

 軍当局によると、ガンバリ特別顧問は同国最大都市ヤンゴン(Yangon)の北東960キロメートルの町ラシオ(Lashio)に滞在するという。また政府はこの町で、記者団とのワークショップも行う予定となっている。

 軍当局者は「ガンバリ特別顧問は、師団長の客としてこの町に招待され、師団本部に滞在する」と明らかにしたが、同町へ移動させられた理由など詳細については明らかにしなかった。(c)AFP