【9月29日 AFP】米アップル(Apple)は今週、同社の携帯電話機iPhoneに、インターネット経由で入手できる無許可のロック解除プログラムによりロックを解除して、同社が独占契約を結んでいる米通信会社AT&Tを以外の携帯電話会社に変更したり、ハッキングにより不正にプログラムをインストールしたりすることを防止する、新しいソフトウエアを発表した。

 ハッキングやロック解除されたiPhoneに、このソフトをインストールすることにより、動作が停止するという。iPhoneのロック解除に成功したプログラマーや開発業者は、再びこの新ソフトウエアをめぐり知恵比べに執念を燃やすことになりそうだ。

 iPhoneSIMfreeと呼ばれるiPhoneのロック解除を目指すグループは28日、この新ソフトウエアをテストしたところオリジナルのAT&TのSIM(加入者識別モジュール)を用いた場合でのみiPhoneは動作したとして、ウェブサイト上で、「現在のところ、残念ながら他社のSIMでは、iPhoneを動作させることはできない」と発表した。

 同グループはプロテクトされたファイルの解除や変更を行うJailbreakと呼ばれる手法についても現在調べているとしている。

 数千とも言われる業者が合計数万時間かけてオープンソースをもとに開発してきたソフトウエアは、新ソフトウエアでアップデートされたiPhoneでは機能しないと iPhoneSimFreeのウェブサイトは述べている。

 アップルはAFPの取材に対してこの件についてコメントしていないが、同社は今週初め、ユーザーに対して「iPhoneがロック解除されAT&T以外の携帯電話会社に変更された場合、新ソフトウエアをインストールすると、使用不能となる可能性がある」との警告を発している。(c)AFP