■オートクチュール協会「品位を落とす」

 パリオートクチュール協会(The French Couture Federation)のディディエ・グランバック(Didier Grumbach)会長は、「この広告が、フランスでなくて良かった。これは、本当にスキャンダルなもの。人々の病気を使って、名声を得るのは悲しいこと。我々が目にしているのは、非常に深刻な社会問題に打撃を与える、ブランド側の扇動です」 「この女性はモデルではありません。これは低俗な行いであり、品位を落とすものです」

■プレタポルテ協会「見せる必要がある」

 しかし、仏婦人プレタポルテ協会(The French Federation of Women’s Ready-to-Wear)のJean-Pierre Mocho会長は、「人々に(拒食症を)見せなければ夕食の際の会話程度で終わってしまっていただろう。みんなに悲劇を見せる必要がある」と反対の姿勢を見せる。

 Mocho会長は、やせたモデルを起用することと拒食症との関係性に関して世界の関心が高まっているのに合わせ、フランスでも同様の関心を起こすような断固とした手段を求めているとし、「企業の規模に関わらず、手段は講じられるべき」と語った。

 さらに会長は、「指針は示すが法的条件を含まない」文書作成に向けフランスが動いていることに懸念を示している。