【9月25日 AFP】オランダの伝説的サッカー選手ヨハン・クライフ(Johan Cruyff)氏は、現在のFCバルセロナ(FC Barcelona)がロナウジーニョ(Ronaldinho)をチームから抜いても余裕があると主張した。

 バルセロナのロナウジーニョは、ふくらはぎの怪我により現地22日に行われたセビージャ(Sevilla)戦を欠場。また16日に行われたオサスナ(CA Osasuna)戦の48時間前にはナイトクラブで夜遊びをしていたことが報じられていた。欠場したセビージャ戦のチームの勝利とスポーツ紙に報じられた夜遊び問題によって、ロナウジーニョの周囲からは本人をチームから追い出そうという声が聞こえてくるようになった。

 一方でかつてバルセロナに在籍していたクライフ氏は24日、地元紙のエル・ペリオディコ(El Periodico)紙のコラムに、「個人よりチームのほうがより大事であり。今がチームの方針を明確にする時です。そのときに調子の良い選手でベストメンバーを組んで送り出すべき。ロナウジーニョであれ誰であれ国際親善試合を戦った後や、近くであれ遠くであれ遠征を余儀なくされたときは調子が良くないもの。それは問題ではない。」と、いつでもチームの判断でロナウジーニョに休息を与えることができるはずとコメントした。

 クライフ氏のコメントはマスコミの間を駆け巡り、ロナウジーニョがバルセロナを退団するのではという憶測を呼び起こした。

 スポーツ紙マルカ(Marca)がウェブサイト上で、「ロナウジーニョは一連の報道に疲れている」と報じれば、また英サン(The Sun)紙はロナウジーニョの兄で代理人も務めるロベルト・デ・アシス(Roberto de Assis)氏が「イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)と交渉している」などと報じた。

 アシス紙は「ロナウジーニョをバルセロナから追い出そうとする動きは確かにある。ただ、ロナウジーニョは今ベストを取り戻すためにできる限りのことをしている。すぐにその努力が報われるはず。すぐにまたハイレベルなプレーを見せてくれるはず。私は今までにロナウジーニョの夜遊びに関するたくさんの馬鹿げた記事を読んできましたが、それらにいちいちコメントする気はない。ロナウジーニョはバルセロナとあと4年間の契約を残しているし、何も問題はない」と語っている。

 ロナウジーニョはオサスナ戦の48時間前にナイトクラブで夜遊びをした件について否定し、アシス氏は地元紙に対して「マスコミによる批判にはロナウジーニョをチームから追い出したいと考えているクラブ関係者の思惑がある。ロナウジーニョはとても誠実な男でクラブのイメージを落とそうなどと考えていない」と語った。

 バルセロナは24日に、ロナウジーニョは怪我の治療を受けており26日に行われるサラゴサ(Zaragoza)戦の前に状況を見るとコメントした。(c)AFP