【9月24日 AFP】前日選出された自民党の福田康夫(Yasuo Fukuda)総裁は24日、総裁選で福田氏を支持した派閥の会長から党3役を起用し、また選挙対策総局長を委員長に格上げして加えた党「4役」体制の人事を発表した。

党3役は、No.2の座にあたる幹事長に伊吹文明(Bunmei Ibuki)文部科学相(伊吹派、69)、政調会長に谷垣禎一(Sadakazu Tanigaki)元財務相(谷垣派、62)、総務会長に二階俊博(Toshihiro Nikai)氏(二階派、68、留任)を起用した。さらに、古賀派会長の古賀誠元幹事長(67)を、従来の選挙対策局長から格上げした選挙対策委員長に起用し、「4役体制」で党運営に当たることを明らかにした。

 一方、総裁選を戦った麻生太郎(Taro Aso)前幹事長(67)は党要職から退けた。自民党本部で開かれた党臨時総会には麻生氏も出席した。

 福田総裁は「適材適所だ。全員で対応しなければ今の政局を乗り切ることは難しい」と与党・自民党が直面する難局について党内の意識を喚起した。さらに、政治に信用を取り戻すことの重要性を強調した。

 新4役は自民党本部で記者会見を実施。その中で谷垣氏は「総裁選で福田総裁が示した大方針に従い、党内で活発な議論が行われるよう全力をあげる」と語った。

 また谷垣氏は、小泉政権から推し進められてきた自由市場改革の中で広がる格差などの問題について、「今後とも改革は進めなければならないが、取り残された感じを持った人にどういう眼差しを注げるか、財政再建は厳しいが工夫していかなければならない」とも語った。(c)AFP