【9月19日 AFP】ロバート・ゲーツ(Robert Gates)米国防長官の報道官は18日、バグダッド(Baghdad)で10人が死亡した銃撃戦に米民間軍事会社が関与していた件を受け、イラク国内での民間軍事会社の活動について調査をすることを明らかにした。

 16日の銃撃戦に関与していたとされる民間軍事会社「ブラックウォーター(Blackwater)」は、国防総省ではなく国務省の下で業務を行っていた。

 イラクでは、同様の民間軍事会社が多数、同国駐留米軍の下で業務を行っているが、その数は定かではない。

 国防総省の報道官によると、ゲーツ長官は「民間軍事会社が何をして、どのような交戦規定に基づいていて、どのような制限があるのか。つまり米軍がどの程度民間軍事会社に依存しているのか」についての検証をすすめる考えを明らかにした。

 国防総省は現在のところ、契約のプロセスが統一されていないため、イラク駐留米軍と契約する民間軍事会社職員の数や任務は把握していないという。(c)AFP