<第59回エミー賞>ドラマ部門最優秀作品賞は『ザ・ソプラノズ』
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【9月18日 AFP】(一部更新)16日に授賞式が開催された「第59回プライムタイム・エミー賞(59th Primetime Emmy Awards)」で、HBOの『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア(The Sopranos)』がドラマ部門最優秀作品賞を獲得した。
■『ザ・ソプラノズ』、最優秀作品賞で有終の美を飾る
テレビ版オスカーとも称されるこのエミー賞で、『ザ・ソプラノズ』はそのほかにも、ドラマ部門の最優秀脚本賞、最優秀監督賞を受賞。一方、俳優陣はいずれも受賞を逃した。同番組は8年間続いた人気ドラマ番組シリーズで、6月に放送が終了したばかりだった。
『ザ・ソプラノズ』のデヴィッド・チェイス(David Chase)監督は受賞に際し、「本当に最高です」と語った。「これまで何度も言ってきましたが、もう一度言いますよ。最も素晴らしい点は、こうした出演者たちと一緒に働けたことです。彼らは素晴らしい。自分1人ではできませんでした。この素晴らしい出演者が番組を成功させたのです。すべて彼らのおかげです」
『ザ・ソプラノズ』は、2004年にも作品賞を獲得しているが、それ以外に4度ノミネートされながらも受賞を逃してきた。今回は、ノミネートされた『グレイズ・アナトミー(Grey’s Anatomy)』、『ボストン・リーガル』、『HOUSE ハウス(House)』、『Heroes/ヒーローズ(Heroes)』といった4作品と作品賞を争った。
■最優主演秀男優賞はジェームズ・スペイダー、最優秀女優賞はサリー・フィールド
ドラマ部門の最優主演秀男優賞を獲得したのは、『ボストン・リーガル(Boston Legal)』のジェームズ・スペイダー(James Spader)。これにより『ザ・ソプラノズ』でマフィアのボス、トニー・ソプラノ(Tony Soprano)を演じたジェームズ・ギャンドルフィーニ(James Gandolfini)は、受賞を逃した。受賞に際しスペイダーは「すぐ横に座っているギャングから金を奪ったような気分です」と語った。
また、ドラマ部門の最優秀女優賞は、2度のオスカー受賞歴があるサリー・フィールド(Sally Field)が『ブラザーズ & シスターズ(Brothers & Sisters)』で獲得。これにより、『ザ・ソプラノズ』でトニー・ソプラノの妻カーメラ・ソプラノ(Carmela Soprano)も受賞を逃した。
■コメディ部門の最優秀作品賞は『30 Rock』に
コメディ部門の最優秀作品賞を獲得したのは、ニューヨークのテレビ局を舞台にしたNBCの『30 Rock』。そのほかのノミネート作品は、2006年の受賞作『The Office』、『アグリー・ベティ』、HBOの『アントラージュ★オレたちのハリウッド(Entourage)』、チャーリー・シーン(Charlie Sheen)主演の『Two and a Half Men』の4作品だった。
「我々は最高のキャストとスタッフに恵まれました。番組に関わってくれた彼らに代わって、すべての親御さん、お子さん、配偶者、パートナーの皆さんにお礼を述べます」と、主演女優とクリエーターを務めたティナ・フェイ(Tina Fey)は語った。
コメディ部門の最優秀女優賞は『アグリー・ベティ(Ugly Betty)』のアメリカ・フェレーラ(America Ferrera)が受賞。「本当に驚いています。夢が現実になりました」とフェレーラは語った。コメディ部門の最優秀主演男優賞は『Extras』のリッキー・ジャーヴェイス(Ricky Gervais)が獲得した。
■ゴア元米副大統領が会長のテレビ局も受賞
しかし、この日最も歓声を浴びたのは、環境保護活動家として有名なアル・ゴア(Al Gore)元米副大統領だろう。同元副大統領が会長を務めるCurrent TVが、受賞したのだ。
ゴア元副大統領は、観客からスタンディングオーベーションと歓声で迎えられたあと「テレビを視聴者に開放したいと思っています。そうすれば、視聴者がテレビを作り、民主主義を語り合い、我々が提供しなければならない選択肢について討論し、米国の民主主義を開拓することができるのです」と語った。
歌手のトニー・ベネット(Tony Bennett)は、3個の賞を獲得。
17部門にノミネートされていたHBOの『Bury My Heart At Wounded Knee』は、技能部門以外は、最優秀テレビ映画賞のみの受賞にとどまった。
ベテランのロバート・デュヴァル(Robert Duvall)は、『Broken Trail』でミニシリーズ/映画部門の最優秀主演男優賞を、ヘレン・ミレン(Helen Mirren)は、『Prime Suspect: The Final Act 』で同部門の最優秀主演女優賞を獲得した。
局別のエミー賞獲得数は、HBOが21個、NBCが19個、CBSが10個、ABCが9個、Foxが7個だった。(c)AFP
■『ザ・ソプラノズ』、最優秀作品賞で有終の美を飾る
テレビ版オスカーとも称されるこのエミー賞で、『ザ・ソプラノズ』はそのほかにも、ドラマ部門の最優秀脚本賞、最優秀監督賞を受賞。一方、俳優陣はいずれも受賞を逃した。同番組は8年間続いた人気ドラマ番組シリーズで、6月に放送が終了したばかりだった。
『ザ・ソプラノズ』のデヴィッド・チェイス(David Chase)監督は受賞に際し、「本当に最高です」と語った。「これまで何度も言ってきましたが、もう一度言いますよ。最も素晴らしい点は、こうした出演者たちと一緒に働けたことです。彼らは素晴らしい。自分1人ではできませんでした。この素晴らしい出演者が番組を成功させたのです。すべて彼らのおかげです」
『ザ・ソプラノズ』は、2004年にも作品賞を獲得しているが、それ以外に4度ノミネートされながらも受賞を逃してきた。今回は、ノミネートされた『グレイズ・アナトミー(Grey’s Anatomy)』、『ボストン・リーガル』、『HOUSE ハウス(House)』、『Heroes/ヒーローズ(Heroes)』といった4作品と作品賞を争った。
■最優主演秀男優賞はジェームズ・スペイダー、最優秀女優賞はサリー・フィールド
ドラマ部門の最優主演秀男優賞を獲得したのは、『ボストン・リーガル(Boston Legal)』のジェームズ・スペイダー(James Spader)。これにより『ザ・ソプラノズ』でマフィアのボス、トニー・ソプラノ(Tony Soprano)を演じたジェームズ・ギャンドルフィーニ(James Gandolfini)は、受賞を逃した。受賞に際しスペイダーは「すぐ横に座っているギャングから金を奪ったような気分です」と語った。
また、ドラマ部門の最優秀女優賞は、2度のオスカー受賞歴があるサリー・フィールド(Sally Field)が『ブラザーズ & シスターズ(Brothers & Sisters)』で獲得。これにより、『ザ・ソプラノズ』でトニー・ソプラノの妻カーメラ・ソプラノ(Carmela Soprano)も受賞を逃した。
■コメディ部門の最優秀作品賞は『30 Rock』に
コメディ部門の最優秀作品賞を獲得したのは、ニューヨークのテレビ局を舞台にしたNBCの『30 Rock』。そのほかのノミネート作品は、2006年の受賞作『The Office』、『アグリー・ベティ』、HBOの『アントラージュ★オレたちのハリウッド(Entourage)』、チャーリー・シーン(Charlie Sheen)主演の『Two and a Half Men』の4作品だった。
「我々は最高のキャストとスタッフに恵まれました。番組に関わってくれた彼らに代わって、すべての親御さん、お子さん、配偶者、パートナーの皆さんにお礼を述べます」と、主演女優とクリエーターを務めたティナ・フェイ(Tina Fey)は語った。
コメディ部門の最優秀女優賞は『アグリー・ベティ(Ugly Betty)』のアメリカ・フェレーラ(America Ferrera)が受賞。「本当に驚いています。夢が現実になりました」とフェレーラは語った。コメディ部門の最優秀主演男優賞は『Extras』のリッキー・ジャーヴェイス(Ricky Gervais)が獲得した。
■ゴア元米副大統領が会長のテレビ局も受賞
しかし、この日最も歓声を浴びたのは、環境保護活動家として有名なアル・ゴア(Al Gore)元米副大統領だろう。同元副大統領が会長を務めるCurrent TVが、受賞したのだ。
ゴア元副大統領は、観客からスタンディングオーベーションと歓声で迎えられたあと「テレビを視聴者に開放したいと思っています。そうすれば、視聴者がテレビを作り、民主主義を語り合い、我々が提供しなければならない選択肢について討論し、米国の民主主義を開拓することができるのです」と語った。
歌手のトニー・ベネット(Tony Bennett)は、3個の賞を獲得。
17部門にノミネートされていたHBOの『Bury My Heart At Wounded Knee』は、技能部門以外は、最優秀テレビ映画賞のみの受賞にとどまった。
ベテランのロバート・デュヴァル(Robert Duvall)は、『Broken Trail』でミニシリーズ/映画部門の最優秀主演男優賞を、ヘレン・ミレン(Helen Mirren)は、『Prime Suspect: The Final Act 』で同部門の最優秀主演女優賞を獲得した。
局別のエミー賞獲得数は、HBOが21個、NBCが19個、CBSが10個、ABCが9個、Foxが7個だった。(c)AFP