こちらも世襲制続く ギリシャ総選挙16日に投票へ
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【9月15日 AFP】ギリシャの総選挙が16日に行われるが、与党の中道右派、新民主主義党(New Democracy、ND)と最大野党の全ギリシャ社会主義運動(PASOK)のどちらが勝利しても同国で50年以上続く政治権力の世襲という伝統を継承することになる。
ND党首で現職のコスタス・カラマンリス(Costas Karamanlis)首相(51)は、コンスタンディノス・カラマンリス元大統領(Constantine Karamanlis)のおいにあたる。
叔父のカラマンリス元大統領は、1950-1960年代に首相を務め、1967-74年の軍事政権を経た1974-1981年に再び首相を務めた後、大統領に就任した。同国では民主主義回復に貢献した政治家として尊敬を集めている。また欧州連合(European Union、EU)の前身、欧州共同体( European Community、EC)への加盟も果たした。
対する社会主義陣営PASOKのヨルギオス・パパンドレウ党首(55)も、同国を代表する首相だった父親と祖父を持つ。
同名の祖父、パパンドレウ元首相は、第二次世界大戦後初の首相に就任、その後1960年代にも首相を再任した。
父親はPASOK創設者、アンドレアス・パパンドレウ元首相で、1981-1989年と1993-1996年に在任した。
パパンドレウ党首の祖父とカラマンリス首相の叔父は、1950-1960年代にしばしば政権を争ったが、1961年、パパンドレウ元首相がカラマンリス元大統領率いるND党が選挙で不正を行ったと非難しており、ギリシャ選挙史に汚点を残した事件の中心人物だった。
ギリシャ政界では同様に大勢の閣僚経験者の息子や娘が国会議員になっており、閣僚のポストを狙っている。
国民の大部分は当然の成り行きに過ぎないと見ているが、民主主義が間違った方向に進んでいると拒絶反応を示す向きもある。
作家のペトロス・マルカリス(Petros Markaris)は、軍事政権による支配が終わった後、ギリシャは民主主義体制を再構築したものの適正な運営に失敗したと論じ、「この『権力の座の相続』は深刻な過ちだ」と指摘する。「この慣習は、民主主義とほとんど関係のない世襲制の論理を生み出す」と警鐘を鳴らした。(c)AFP/Didier Kunz
ND党首で現職のコスタス・カラマンリス(Costas Karamanlis)首相(51)は、コンスタンディノス・カラマンリス元大統領(Constantine Karamanlis)のおいにあたる。
叔父のカラマンリス元大統領は、1950-1960年代に首相を務め、1967-74年の軍事政権を経た1974-1981年に再び首相を務めた後、大統領に就任した。同国では民主主義回復に貢献した政治家として尊敬を集めている。また欧州連合(European Union、EU)の前身、欧州共同体( European Community、EC)への加盟も果たした。
対する社会主義陣営PASOKのヨルギオス・パパンドレウ党首(55)も、同国を代表する首相だった父親と祖父を持つ。
同名の祖父、パパンドレウ元首相は、第二次世界大戦後初の首相に就任、その後1960年代にも首相を再任した。
父親はPASOK創設者、アンドレアス・パパンドレウ元首相で、1981-1989年と1993-1996年に在任した。
パパンドレウ党首の祖父とカラマンリス首相の叔父は、1950-1960年代にしばしば政権を争ったが、1961年、パパンドレウ元首相がカラマンリス元大統領率いるND党が選挙で不正を行ったと非難しており、ギリシャ選挙史に汚点を残した事件の中心人物だった。
ギリシャ政界では同様に大勢の閣僚経験者の息子や娘が国会議員になっており、閣僚のポストを狙っている。
国民の大部分は当然の成り行きに過ぎないと見ているが、民主主義が間違った方向に進んでいると拒絶反応を示す向きもある。
作家のペトロス・マルカリス(Petros Markaris)は、軍事政権による支配が終わった後、ギリシャは民主主義体制を再構築したものの適正な運営に失敗したと論じ、「この『権力の座の相続』は深刻な過ちだ」と指摘する。「この慣習は、民主主義とほとんど関係のない世襲制の論理を生み出す」と警鐘を鳴らした。(c)AFP/Didier Kunz