【9月15日 AFP】ザンビア政府は14日、同国西部を流れるザンベジ(Zambezi)川で魚数百匹が死んでいるのが見つかったことを受け、国民に対し原因不明で死んだ魚を食べないよう注意を促した。

 ベン・カピタ(Ben Kapita)農業・協同組合相はAFPに対し、政府が原因究明のための専門家チームを設置したことを明らかにした。専門家チームは同国西部州に派遣され、ヒトへの感染の可能性についても調べる。

 カピタ農業・協同組合相は、「ただれ」の見られる数百匹の魚が川に浮かんで死んでいるのを漁師が発見したと語り、調査が終わるまでそのような魚を食べないよう注意を呼びかけた。

 ザンベジ川では2006年12月にも原因不明の病気が流行し、政府は2か月間、漁を禁止しており、その後この病気が、流行性潰瘍症候群(Epizootic ulcerative syndromeEUS)だと判明した。

 ザンベジ川はアフリカ南部8か国を流れており、2006年のEUSは隣国ナミビア側のザンベジ川でも魚に影響を及ぼした。(c)AFP