【9月12日 AFP】ポルトガル南部で英国人の女児マデリン・マクカーン（Madeleine McCann）ちゃんが失踪した事件で、ポルトガル検察当局は11日、同事件の書類を捜査を行う予審判事に送致すると発表した。送致の時期については明らかにされていない。

　同事件をめぐっては、マデリンちゃんの両親、ジェリー・マクカーン（Gerry McCann）さんとケイト・マクカーン（Kate McCann）さんが失踪に関与しているとの疑いが持たれ、検察当局が調べを進めていた。ジェリーさんとケイトさんは、娘の失踪への関与を疑われたことについて「終わりのない悪夢」だと語っていた。

　ポルトガルの警察当局は、マクカーン夫妻のレンタカーから発見された血痕は、マデリンちゃんの血液と100％一致するものではなかったと発表し、その後、2人を書類送検していた。

　書類を受領した同国検察当局は、マクカーン夫妻に制約を課す必要性を判断するために、さらなる調査を行うとの声明を発表。「捜査は終了しておらず、新たな調査が必要」とした上で、10日以内に答えが出ると述べた。

　マクカーン夫妻は7日に正式な容疑者に認定され、その2日後に、2歳の双子を連れて英国に帰国している。(c)AFP/Levi Fernandes