【9月6日 AFP】現在開催中の第33回ドーヴィル・アメリカ映画祭(33rd Deauville American Film Festival)で5日、米俳優ベン・アフレック(Ben Affleck)が、監督デビュー作となる『Gone Baby Gone』をひっさげ登場した。

 デニス・ルヘイン (Dennis Lehane)の小説『愛しき者はすべて去りゆく (Gone Baby Gone)』を映画化した同作は、誘拐された4歳の少女を追う2人の私立探偵の活躍を描いたもの。ルへインは、2003年にクリント・イーストウッド(Clint Eastwood)が映画化した小説『ミスティック・リバー(Mystic River)』の著者でもある。

 主人公となる2人の私立探偵を演じるのは、『M:i:III(Mission: Impossible III)』に出演したミシェル・モナハン(Michelle Monaghan)と、ベンの弟ケイシー・アフレック(Casey Affleck)。そのほか、少女の捜索を手助けする警官を、エド・ハリス(Ed Harris)とモーガン・フリーマン(Morgan Freeman)が演じる。撮影ロケ地には、アフレックが生まれ育ったボストン(Boston)にある労働者階級の居住地区が使われた。

 記者会見に臨んだベンは、今後も監督業を続け、「弟のケイシーのような才能ある」俳優と仕事をしていきたいと語った。(c)AFP